熊大理学部生の夏。
〜立田山でのカブトムシ・クワガタムシ採集〜
- 所属
この記事は学生広報スタッフが担当しました!
こんにちは!学生広報スタッフの小川晃平です。皆さんは「大学生の夏」と聞くとどのような生活を思い浮かべるでしょうか?夜遅くまで友人と語らう, アルバイト, 前学期期末テストの勉強, 部活やサークルの合宿, 夏休みの計画練り, 研究室訪問, インターン……。特に熊本の夏は暑いため, 「熊大生の夏」に限定すると, とても汗をかきながら通学するというのも1つ思い浮かぶことかもしれません。実際には, 大学生の夏の過ごし方は, 学部や学年によってかなり様々です。
この記事では, 私も所属している理学部について, 理学部生がどのような夏を過ごしているのか, その一例を紹介します!理学部3年のバイデンさんに密着する形で取材してきました。
今回は『熊大理学部生の夏。』シリーズ第一弾, 「立田山でのカブトムシ・クワガタムシ採集」です!

立田山憩の森は, 熊本大学黒髪キャンパスの北東徒歩15分ほどの場所に位置する標高152 mの立田山を中心とする自然緑地です。山麓には熊本藩主細川家の菩提寺泰勝寺跡があり, 市街地に残る貴重な緑として親しまれています。
![]() 画像引用: google earth |
立田山憩の森は, 昆虫採集スポットとしても有名です。熊本大学理学部で開講している講義の中で, 立田山での野外実習があるほど立田山の自然は多種多様なのです。
昆虫採集が趣味であるバイデンさんは, カブトムシやクワガタムシを採集し繁殖させたいという強い思いがあるそうで, よく立田山に足を運ぶそうです。
7/9木曜日。午後の実験(3・4限, 13:00~16:15)を終えたバイデンさんは, その足で立田山へ直行しました。明るいうちに樹液の出ている木や昆虫が集まりそうなスポットを確認するためです。
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あらかたスポットを確認し終えたら, 日が落ちて昆虫たちが活発に行動するまで, 私とバイデンさんは他愛もない話をしながら時間を過ごしました。
20:00頃。日が落ちて, 明るいうちに目星をつけていたスポットを中心に見てまわりました。やはり立田山は有名なスポットのようで, 虫取り網を持った親子や本格的な装備で昆虫採集している方々もいました。
まず見つけたのは, オサムシ。そして, オスのコロギスを発見しました。
![]() ↑オサムシ |
![]() ↑コロギス(葉に埋もれており見づらい) |
結果としては, 目星をつけていたスポット周辺ではクワガタムシのメスが多くいました。
![]() ↑ノコギリクワガタのメス |
![]() ↑ヒラタクワガタのメス (白い服を着ていたため直撃された) |
いくつかの昆虫と出会った中で, 重要な発見もありました。熊本県のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されているコカブトムシを発見したのです!
![]() ↑コカブトムシ |
メスだけしかいなかったと思い昆虫採集を終わろうとしたその時, 全然確認していなかった木から大音量の羽音が聞こえ, 近づいてよく見てみると……。なんと!大量のカブトムシがその木だけにいました!
![]() ↑樹液を舐めるカブトムシのオスと葉に隠れているメス |
![]() ↑立派なカブトムシ |
さらにその木をよく見てみると, カブトムシだけでなくクワガタムシのオスもいたのです!
![]() ↑コクワガタのオス |
![]() ↑ヒラタクワガタのオス |
今回の活動について, バイデンさんは「立田山は私の庭と言っても過言ではなく, 何度も訪れては昆虫採集をしているのですが, 夜間に行ったのは今回が初めてのことでした。採集目標であった夏の風物詩であるカブトムシやクワガタムシがなかなか発見に至らず半分諦めかけていましたが, 意外な場所から大量に見つかったときは非常に感動しました。」と嬉しそうに話してくださいました。
また, 私はこれまで本格的な昆虫採集をしたことがなく, このとき初めて野生のカブトムシを見ることができました。大学生になって昆虫採集をすることになるとは思っていませんでしたが, かえって大学生の時期こそ昆虫採集に最適なのかもしれません。
※バイデンさんは必要な個体のみ採集し, 残りは森へリリースしました。
熊本大学は, すぐそばに多様な生態系の広がる立田山憩の森を持ち, 理学部生にとってこの上ない環境を有しています。バイデンさんのような虫好きの皆さんは心躍るのではないでしょうか?大学終わりに気軽に森で昆虫採集をする, 幼き頃の少年少女のような体験を熊本大学では日常として行うことができます。
虫に興味がない人でも, ちょっとした気分転換に散歩に出かけるにはちょうど良い距離ですし, 熊本藩主細川家に関連する施設もあるため, 文化的活動をしたいときにも有効です。
![]() ↑熊本県が4つの観察コースを整備しているので散策に最適 |
学生の皆さんはもちろん, 熊本大学で学生生活を過ごしたいと思っている高校生の皆さんも, ぜひ立田山で自然と文化を体験してみてはいかがでしょうか?
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