共創学環1期生のお二人が、
学環への期待と将来の夢を語ってくれました。
皆さんこんにちは!
僕の名前は健児くんです。いつもは熊本大学のウェブマガジン「熊大タイムズ」でリポーターをしています。
今回は、共創学環の1期生である学生さんお二人に、僕がお話を伺いました。

小野さん 僕は東京生まれの東京育ちなんですが、「地域未来留学」という、国内留学制度を使って宮崎県えびの市の高校に通ったんです。そこで、えびの市が大好きになって、こんな場所をなくしたくないと思って地域創生に興味を持つようになり、将来、地域創生に関わる仕事をするためにいろんな知識や経験を得たいと思ったことが進学の理由です。
野田さん 私は、多文化共生やコミュニケーション、そしてリーダーシップを学べることが魅力で共創学環を選びました。将来の夢は、開発途上国で、その国の文化や課題に応じた教育支援や教育の基盤づくりをすること。そんな夢を持つきっかけになったのが、中学生の時に社会科の授業で見た、経済的事情で学校に通えないネパールの女の子の話です。私は5人兄弟姉妹の長女でがまんしないといけないこともあって、共感を覚えました。途上国の課題は私の事情よりずっと深刻ですが、他人事と思えなかったんです。
野田さん 3年生になったらグローバルイノベーションコースを選ぶつもりです。海外フィールドワークがあるから、チャンスがあれば行きたいのがネパール。実際に行って、現地の人の考えを聞いたり、教育を受けられない子どもたちの状況を知りたいです。でも、その前にまずは英語力を磨きたいから、英語圏への留学もしたいと思っています。
小野さん 僕は3年生から地域イノベーションコースを選択する予定。このコースでは、自分の興味がある地域に行き、自分で課題を分析し、企画から実践までやれるんです。それがすごく楽しみだし、何より、自分一人でやるのではなく、いろんな人と関わりながら学べることに期待しています。
小野さん 「協働」する力を育むカリキュラムも共創学環の特徴なんです。僕は高校生の時、えびの市のイベントに参加し、廃棄される米袋を使ってバッグを作ったり、自ら企画してくず米と呼ばれる、廃棄されるお米を使った米粉でお菓子を作り、イベントで販売したりしました。一人でやるつもりだったけど、結局はくず米を提供していただいた生産者やイベント出店の手助けをしてくれる人たち、米粉のお菓子のレシピ提供をしてくださる方など、とにかくいろんな方の協力が必要でした。将来地域創生に仕事として関わるなら、話はもっと大きなことになり、それこそ、もっともっと多くの人と関わります。だから、人と協力し合う力は本当に大切で、この学環の4年間で養いたいと思っています。
野田さん 私の故郷である熊本県球磨郡のあさぎり町には、90年ほど前に社会人類学者の外国人夫婦が1年間暮らしていたことがあるんです。彼らは研究のために来ていましたが、地域にとても溶け込んでいたと聞きました。私が将来訪れる海外の地域も、まずは地域に溶け込み地域の人々の考え方ややり方を理解しないといけない。地域住民の目線で活動したいから、協働する力に加え、現地に行って臨機応変に対応できる力を身につけたいですね。
野田さん 自分がやりたいことを見つけるのは難しいですが、その方法の一つが高校での探究活動。だから、本当に大事にしたほうがいいです。
小野さん とにかく、いろんなところに出て行って、いろんな人と関わって、考えてみるといいと思います。僕はえびの市で、とにかくお米がおいしいことにびっくりしたんです。そして、寮のみんなと行った農業体験で、くず米という商品にならないお米があると知ってこれはもったいないと。ご飯のおいしさと、解決したい課題が偶然結びついたんです。農業体験があったからそれに気づけたわけで、ラッキーだったのかもしれないけど。
野田さん そのラッキーも、自分から外に出ていかないとつかめないですよね。だから、よく言われることかもしれないけど、スマホを見る時間を減らして、人と対話することで自己理解を深めるような、自分のためになる時間を使いましょう!