近年、稀有な勢いで様々な新しい取り組みを進めている熊本大学。
その勢いを止めることなく、令和8(2026)年度にスタートしたのが熊本大学9つ目の学部である共創学環です。
そのほか、同じく今年度スタートした、1学科制を導入した文学部、佐賀大学との共同教員養成課程を新設した教育学部、そして、教育学部附属小学校に新設された国際クラスをご紹介します。
日本では、地方創生という言葉が使われ始めて10年以上が経過。その中で、地方創生とは行政の役割だという認識が変化し、今は企業も参画し積極的にそれに取り組むようになっています。その理由は、企業活動の継続は地域の活力を抜きには実現できないこと。そして、社会や地域課題の解決を自社の存在意義として掲げることが企業価値を上げ、消費者の購買行動を変え、さらには、より良い人材の獲得につながるからです。
しかし、地方創生は一企業や個人が単独でできるものではありません。そこで求められるのが、企業や自治体、地域や人々、異分野をつなぐ「横ぐし」になれる人、つまり「共創」ができる人材です。これまでにないアイデアや技術を創出し社会を変革するイノベーターになることもできますが、それは非常に難しい。しかし、そのイノベーターを育て支える行政職員や企業の一員として「横ぐし」になり、「共創」で社会や地域の課題解決を担うことは可能。それができる人材を育成するのが、本年度スタートした共創学環です。
そして、今年度に新設された文学部1学科制、教育学部の共同教員養成課程、そして教育学部附属小学校の国際クラスも、掲げる目標は共創学環と同じ。社会に貢献でき、かつ、困難が立ちはだかっても強く生きる力を学生や子どもたちに育むことです。そのために熊本大学は、今もこれからも、「進化」の歩みを決して止めることはありません。