新宅 私は1年生の時、当時あったグローバルリーダーコースに所属しており、熊本大学に留学中の外国人留学生や海外からの観光客と接する時間が多かったんです。でも、彼らに熊本や熊本大学のことを聞かれても何も答えられなくて。自分の地元や大学について何も知らない自分が恥ずかしくて、2年生の春にteamCOCOROに入りました。
牧野 私は入学してすぐ入りました。実は高校生の時、旧制高等学校を題材にした小説を読んだんです。そこで、自分が生まれ育った熊本に、当時全国に8つあったナンバースクール(★)と呼ばれた旧制高等学校のひとつがあったことを知りました。でも私の同世代は、そういう歴史を知らない人がほとんど。自分たちのような若い世代が伝えていくことが大事だし、若い視点で発信していかないとすばらしい歴史が廃れてしまうと思ったことがチームに入った理由です。
新宅 だから、teamCOCOROではInstagramを通して若い人に興味を持ってもらえるように「映える」写真を撮影し投稿しているんです。まずは「おもしろそうだな」と思ってもらうことが、キャンパスミュージアムを訪れるきっかけになるように工夫しています。
牧野 2024年と2025年のオープンキャンパスでやった、構内にある夏目漱石の銅像を使ったイベントです。その漱石像は左手を差し出していて、その手の下に頭を持ってくると漱石に頭をなでてもらっているような状態になるんです。それをすると「賢くなる」という熊大生の言い伝えもあるので、オープンキャンパスに来た受験生にやってもらい、チェキで撮影し写真を配布しました。私が発案し企画したイベントなんですが、200人くらいが来てくれて大盛況。なによりも、日本人なら誰もが知っている文豪が熊本大学にいたという歴史を知ってもらえたことが一番うれしかったです。
新宅 やっぱりオープンキャンパスは高校生が熊本大学に来てくれるいい機会なので、イベント参加や五高記念館に来てくれるよう、どんな声掛けをすればいいかチームで考え工夫したし、それによって、熊本大学の歴史も含め、より興味を持ってもらえたことがすごく印象に残っています。
牧野 歴史と聞くと、「難しそう」とか「勉強する教科」というイメージかもしれませんが、そうじゃないんですよね。過去と今はつながっていて、歴史があるから今自分たちもここにいます。熊大生には、ミュージアムを通して自分たちも熊本大学の歴史の一部だと感じてほしいですね。
牧野 学外の人たちと連携したイベントなど、学外にteamCOCOROの活動範囲を広げたいと思っています。当時の五高生が通っていた店などが今も街中にありますから、そういったところと一緒に何かやってみたいです。大学はどうしても学外の人にとっては「近寄りがたい」場所。だからより多くの人の目に留まるようこちらから出て行くことで熊本大学キャンパスミュージアムを知ってもらい、「じゃあ熊本大学に行ってみようか」と思ってもらえるようにしたいですね。
新宅 自分がteamCOCOROに入ったきっかけが外国の方へ伝えたいという思いだったので、留学生を含め海外から来た方との交流イベントを五高記念館でやれたらうれしいです。それを通し、熊大生や地域の方と留学生が友だちになるきっかけにもなるし、また、外国人留学生にも「熊本大学に来てよかった」と感じてもらえるのではないかと思っています。
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| teamCOCOROのメンバーでクリスマス会 |
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