熊本大学×大東建託株式会社
2025.03.06
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大学院生命科学研究部附属グローバル天然物科学研究センター |
一見、華やかな花壇。実はすべて食べられる植物。それが、渡邊高志教授が監修した「食べられる花壇」です。大東建託株式会社の依頼を受けて造られたもので、2022
年3月から5月まで熊本市で開催された「第38回全国都市緑化くまもとフェア」で一般公開されました。
「食べられる花壇に植えられたのは、『救荒植物』と呼ばれる植物。災害などで食料が不足した時に、食用として利用できる植物のことです」と渡邊教授。今回は、「ヨメナ」という、かわいらしい花を咲かせるキク科の植物などが植えられました。「花が終わった後に加工して保存すれば、お茶として飲むなど、皆さんの健康に資する利用ができます」。
救荒植物は強く、野菜のような栽培の手間がかかりません。「例えば街中の花壇も救荒植物にしておけば、万が一の時にも困らないので、そういった施策も必要だと思います。熊本県内の保育園や小中学校とも協力しながら、熊本県の緑化推進、地域の防災活動として促進していく予定です。熊本はもともと自然の宝庫で、食べられる植物も豊富。未利用の植物もあるので、それを活用できるよう社会に還元できたら、熊本はおもしろい土地だね、となると思います」と話しました。
大東建託株式会社熊本北支店の入口に設置された「食べられる花壇」。
地域の人たちが「防災」や「緑化」について考えるきっかけにもなっている