関係性の中で作品が育つことを楽しむ

教育学部中学校教員養成課程美術科4年

梅木久美日さん

所属

中学校の授業の面白さが絵画を志すきっかけに

 美術科で絵画を学び、イベントや展示会などで作品を発表しています。今の道に進んだのは、中学校のときの美術の授業が面白くて、大きな影響があったと感じています。例えば絵筆ではなく手で描いてもよいなど、「こんなに自由な発想でいいんだ」と自分の中のリミッターが外れた感覚がありました。

「自由な発想で自分ならではの世界を描きたい」思いを込めて取り組んだ卒業制作『宇宙(そら)の飛び方』。
自由をテーマに幻想的で雄大な空間を泳ぐクジラを表現した。

人々との出会いが自分のアイデアを育てる

 1月27日から2月4日、熊本市が主催するイベント「ARTIST WEEK 熊本2024」に美術科のメンバーで参加し、街中の花畑広場で150号の大きなキャンバスに絵を描くライブパフォーマンスを行いました。日常の風景の中で描くことで、道行く人たちに絵の描き方を知ってもらったり、新しい発見をしてもらったりするきっかけになればいいなと思ってはじめたのですが、「この絵のここがいいよね」とか「こんなデザインが見たい」など、自分たちでは思い浮かばなかった新しい視点やインスピレーションが湧いてくる、とても面白くて貴重な経験ができました。

 私は、一人で作品が完成するというよりも、他の人たちとの相互作用で育ち、定まっていく感覚が強いです。例えば、「分裂酵母Kumadai株を使用した吟醸香クラフトビール」のラベルデザインのお話をいただいてから、クラフトビールについて調べていくうちにイメージが変わったり、泡がはじける様子を作品に生かせないかと考えたりするようになりました。今は、熊本大学珈琲研究會とコラボレーションして、コーヒーを淹れた後の粉を生かして作品を制作するなど、新たな関係性の中で作品が育つことを楽しみにしています。

「ARTIST WEEKE熊本 2024」で巨大な絵画を描くパフォーマンスを披露。
熊大の高旗のカラーである紫紺とうこんを基調に、
クラフトビールの弾けるイメージを表現した吟醸香クラフトビールラベル。
学生サークル「熊本大学珈琲研究會」と教育学部美術料のメンバーがコラボして3月20日に「第5回街頭てれび? まちなか画廊喫茶」を開催。淹れた後のコーヒー豆を使ったアート制作などのワークショップなどを行った。

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