学生と大学の架け橋に。
「熊連合」が仕掛ける、新しい新歓のカタチ
熊連合:代表 渡辺 詩衣奈さん(理学部3年)、広報担当 園川 凌真さん(工学部3年)
インタビュー担当の健児くんです。
体育会・文化部会・紫熊祭実行委員会の3団体が集まり、2025年度に発足した熊本大学公認学生自治組織合同団体「熊連合(くまれんごう)」。70以上の団体・2000人以上の学生を束ね、新入生歓迎イベント「くまれんFES2026」を主催する団体です。この新しい組織をリードする会長の渡辺詩衣奈さんと、広報の園川凌真さんにお話を伺いました!

![]() 熊連合代表の渡辺詩衣奈さん |
渡辺さん 熊本大学公認の部活動・学生団体と大学側との連携をより円滑にするための組織です。大きくは体育会、文化部会、紫熊祭実行委員会の3団体で構成されていて、所属する団体は60以上にのぼります。主な活動は新入生歓迎、いわゆる新歓で、今年は「くまれんFES2026」という総称のもと、4月にさまざまなイベントを開催します。
![]() 広報担当の園川凌真さん |
園川さん そうなんです。これまでも、ゆるく連携はしていたのですが、一緒にやっているというわけではなく、大学との連携がうまくいかないことも多かったんです。そこで、3つの団体が一緒になった組織を作り、大学と学生とのつなぎ役、つまり「ハブ的」な役割を担うことで、スムーズに連携できないか、ということで熊連合が始まりました。
例えばガイダンス終了のタイミングを把握して新入生への声掛けをしたり、全学部の新入生にビラを配ってもらったり。これまで入学式会場にしかなかった「入学式」の看板を会場外となるキャンパス内に設置し、フォトスポットとして楽しんでもらえる場所も作ることにしました。実は、入学式会場で看板前で撮影したい新入生が長蛇の列を作っていたんです。待ち時間の長さによる体調不良や、その後のガイダンスへの遅刻が課題となっていました。この解消のために、大学の総務課と一緒に考えた取り組みです。
園川さん 大学公認サークルが一堂にブースを出す「くまれんROAD」や「くまれんSTART」など、新入生が大学の魅力を肌で感じられる企画をたくさん用意しています。熊本大学には、関東の大学にはないような「古き良き」雰囲気や立て看板などの独特な文化があります。そんな魅力も楽しんでほしいです。
渡辺さん 所属団体が60以上あり、それぞれに個性があります。一緒に新歓をやるにあたって、各団体が自分たちらしさを出したいと思うのは当然のこと。でもだからこそ、その個性を保ちながら共通のルールを守ってもらうのが一番難しいところです。
また、体育会に所属する部活動と、文化部会に所属するサークルは、これまで別々のコミュニティで動いてきました。だから一緒にやるとどうしても、慣れている側のやり方に引っ張られてしまうことがあると思うんです。それを防ぐために、イベントの企画運営担当、広報担当それぞれに3団体のメンバーが入るようにしました。お互いの仕事のやり方などを経験することで両方の立場を理解し、連帯感を育てていきたいんです。
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園川さん 3団体がそれぞれ多くの学生を抱えているので、情報を流しても全体に届くまでに時間がかかります。予定より1週間、10日とずれ込むことも想定内で、それを見越してスケジュールを組まないといけないというのも、運営の難しい点です。12月から準備を始めてもう4〜5か月ですが、基本はファミレスにみんなで集まって、バイト終わりに山盛りご飯を食べながらわいわい話し合うスタイルです(笑)。いろんな話をしながら、脱線しそうになったら「桜が舞う熊大で、新入生が楽しそうに笑っているところをイメージしてみよう!」とか。泥臭いかもしれませんが、そんな時間が楽しくて好きなんです。
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渡辺さん 私は体操部に所属していますが、熊連合に関わってから視野がとても広くなりました。今までは自分の活動の範囲しか見えていませんでしたが、大学側の視点やお金の動き、運営の根本を考えるきっかけになりました。こうした学びを他の学生にも伝え、学生が大学と一緒に何かを創り出すきっかけを作っていきたいです。例えば、体育会も文化部会も同じ立場で大学公認の活動をしているんだという意識を広めて、もっといろんなイベントが一緒にできるといいですね。
園川さん 学生と大学の情報の集約場所になれたらおもしろいなと思っています。熊連合という名前じゃなくてもいい。この活動を通じて、体育会と文化部会がつながり、新入生も先輩も部活のことをもっと知れる状態になれたらいいな、と。部活やサークルも熊本大学の大きな魅力だと思うので、そこを大学への提言も含めて広げていきたいですね。
園川さん 立ち止まっていても始まらないので、まずは一歩踏み出してみてほしいです。 視点を少し変えたり、横にずれてみたりするだけで、今まで見えなかった違う景色が必ず見えてきます。 可能性は自分で切り開くものです。熊本大学には夢を応援してくれる仲間がたくさんいます。
僕は、自分が誰かからもらった恩をその人に返すのではなく、別の人や後輩に繋いでいく「恩送り」を大切にしたいと考えています。 自分が先輩や地域の方々から受けた優しさやチャンスを、今度は自分が周りの仲間に届けたいんです。誰かの夢をどんどん応援していきたいと思っているので、ぜひ一緒に一歩踏み出して、新歓も大学生活も楽しんでください!
詳しくは 熊連合公式Instagram