より専門的・多角的な視点から言語に触れ、憧れの英語の教員になる!

文学部1年生

栗原さん

学生・課外活動
インタビュー担当

インタビュー担当の健児くんです。
今回は、今年4月に熊本大学文学部に入学し、学生広報スタッフとしても活動する栗原さんに学生生活や文学部を志望したきっかけについてお話を伺いました。

一つの作品から複雑な背景を読み解く。文学科の授業とは?

まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

栗原さん:文学部文学科の栗原です。出身は鹿児島県ですが宮崎県の高校に通っていました。趣味はピアノと野球観戦で、大学ではピアノの経験を活かし軽音サークルに所属しています。そのほかにも、学生広報として活動しているほか、飲食店でアルバイトをする等、充実した日々を送っています。

現在はどんな授業を履修していますか?

栗原さん:1年生の前期の講義を紹介すると、文学科で開講されている専門科目では日本語日本文学入門、中国語圏文化論、英語圏文化論の3つを受講しました。文学科では2年生から東アジア言語文学コース、欧米言語文学コース、多言語文化学コースに分かれるのですが、コース分けに向け触りとなる部分をそれぞれ学びました。高校の科目で言うと世界史に近いような授業です。

一番興味深かった授業はなんですか?

栗原さん:まず専門科目では英語圏文化論が興味深かったです。欧米圏の映画を鑑賞し、そこから文化や社会背景を議論していくのですが、複雑に絡まり合った時代背景や、場面ごとの言葉遣いに着目することで、これまでとは違う視点で文化や言語を捉えることができた時間だと思います。同時に、英語圏特有のスラングなども学び、一つの作品からこんなにも多くのことを知ることができるのかと感動しました。

教養科目では、中国語がとてもおもしろかったです。大学の講義は受講人数が多いこともあり、聞いて学ぶことが多いのですが、中国語の授業は結構発言する時間もあったため楽しかったですし、何より先生がユーモアのある先生でおもしろかったです。

中学生で出会った担任の先生のような英語教師になりたい

なぜ熊本大学の文学部を選んだのですか?

栗原さん:まず文学部文学科を選んだ理由は、英語の教員になりたいと思ったからです。
中学2年生の頃に今でも尊敬する担任の先生に出会ったのですが、その先生が英語の教員だったことが影響して、英語の教員を目指しています。

英語の教員というと教育学部など他の学部・学科でもなれるとは思いますが、熊本大学の文学科には欧米言語文学コースがあり、より専門的に深く、また多角的な視点から言語に触れることができるのではないかと考えました。そのほかにも、両親が熊本出身で熊本に馴染みが深かったことなども熊本大学を選んだ理由の一つです。

高校生の頃に思い浮かべていた学生生活と実際の大学生活の間にギャップはありますか?

栗原さん:思っていたよりも自由というのが率直な感想です。この夏初めて大学の夏休みを経験しましたが、高校のように終業式のようなものがあり一斉に夏休みに入るのではなく、テストや講義が終わった人から徐々に夏休みに入っていくことに驚きました。どの講義を取っているかによって夏休みの期間が少し変わるんです。

そのほかにも、空きコマを利用して友人とお出かけできることも自由だと思いました。私は高校生の頃、あまり放課後にどこかに出かけることは少なかったのですが、大学では時間割次第では「空きコマ」と呼ばれる、講義が入っていない時間もあり、そのような時間には友人と自転車で近所のショッピングモール等に行きかき氷を食べたり、図書館で課題を行ったりしました。

大学生活で一番楽しいと思うことは何ですか。

栗原さん:同じ学部やサークル活動等でできた友人と楽しむ時間です。私が所属する軽音サークルは140人くらいメンバーがおり、自分たちでバンドを組み予定を合わせ活動しています。色々な学部・学科の人と関われるので、とても楽しいです。今はもうすぐ開催される紫熊祭でのステージ発表に向け、練習を頑張っています。

最近の文学部生の一日に着目!

大まかな一日のスケジュールを教えてください。

栗原さん:1限目に講義が入っている日は7時前後には起床して身支度を始めます。その後、講義を受けに大学に行き、講義と講義の間に時間があれば、友人と出かけたり、課題を行うことが多いです。講義がすべて終わったら、アルバイトに出かけたり、サークル活動に取り組み、帰宅後夕食を作ったり、翌日の準備を行うなどして就寝します。

文学科の良さは先生との距離の近さ

今後の大学生活で取り組みたいことは?

栗原さん:お金があれば留学に挑戦したいです。特に、多様性が重視されており、多種多様な地域出身の人たちが暮らしているカナダに行ってみたいです。そのほかにも、英語教員の夢に向けて、TOEICのスコア向上も目指していきたいです。

文学部の良さは?

栗原さん:他の学科でも同じかは分かりませんが、熊本大学の文学科では先生方のサポートがとても手厚いと思います。大学というと先生との距離が遠いイメージがありましたが、実際はそんなことはありませんでした。例えば夏休み終わり頃には体調を気遣ったメールを一人一人に送ってくださいましたし、それぞれの学生についている学習支援員の先生が、コース分けの相談などにものったりしてくださいます。そのような距離の近さが良さだと思います。

先輩との距離感は?

栗原さん:そうですね、1年生ではまだコースに配属されませんので、そこまで先輩方と交流する機会はありません。おそらく学年が上がるにつれ、交流も増えていくんだと思います。

ただ、私は大学入学前に熊本大学生協組織部が開催している新入生イベントに結構参加しており、そこで学科の先輩とも知り合いになりました。大学入学してすぐは時間割を自分で組み立てなければならないなど、分からないことだらけですので、そのようなイベントに積極的に参加して縦と横のつながりを事前に作っておいて良かったと思いました。

熊本大学文学部文学科を目指している受験生に一言お願いします!

栗原さん:受験勉強はとても大変だと思いますが、私は友人と一緒に勉強を頑張ることで乗り切ることができました。この記事を読んでいただき、少しでも参考になればうれしいです。

軽音サークルでの活動の様子