毎日が楽しく充実!憧れの兄が通った熊本大学理学部での日々
理学部1年生 小川 晃平さん
インタビュー担当の健児くんです。よろしくお願いします。
今回は、今年4月に熊本大学理学部に入学し、学生広報スタッフとしても活動する小川 晃平さんに学生生活や理学部を志望したきっかけについてお話を伺いました。
健児くん(以下、◆):まずは、簡単に自己紹介をお願いします。
小川さん:小川 晃平です。現在は熊本大学理学部の1年生で、学生広報スタッフとしても活動しています。大学生になってからの初めての夏休みは、自動車学校に通い免許を取得するなど、充実した大学生活を送っています。大学生活にもようやく慣れてきましたので、今後は学生広報としても活動の幅を広げたり、アルバイトにも挑戦したりできればいいなと考えています。
◆:現在はどんな授業を履修していますか?
小川さん:1年生の前期(夏休み前までの期間)は、線形代数や微分積分のほか、専門科目では、化学、地球科学、生物学、物理学の4つの分野を履修しました。専門科目とは呼びますが、とても深く専門的に学ぶよりは、今後のコース分けに向けて、専門的に学んでいく分野のアウトラインを大学で使う技術を駆使しながら広く学んでいるというイメージです。ただ、高校の時は物理の公式など暗記して覚えることも多くありましたが、大学の授業では理論を重視して学ぶことができるため、そこは高校との違いだと感じています。そのほかにも、教養科目といって、自分の学びたい分野の授業を受けることができます。私は自分の興味があった薬学と法学の授業を前期に履修しました。
◆:なぜ熊本大学の理学部を選んだのですか?
小川さん:9歳年上の兄の影響が大きいですね。兄も熊本大学の理学部出身なのですが、そのため、小学生のころから地元がある県外から兄を訪れるために熊本に来ることがありましたし、大学生の生活を間近でみていたので、熊大生への憧れがありました。当初は具体的な学部までは考えていませんでしたが、兄が研究室に所属され、研究室の様子等を動画で見せてくれた時に、理学部を意識し始めました。学生カードをかざして部屋に入り、パソコンに向かって研究をしている姿はとてもかっこよかったです。
◆:高校生の頃に思い浮かべていた学生生活と実際の大学生活の間にギャップはありますか?
小川さん:ほとんどありません。大学生がどういうことをしているのかは、先ほども述べたように兄の影響である程度イメージできていましたし、最近の大学の様子は学生広報や大学公式SNS等でいつもみていました。強いて言うならば、専門科目などその時間でないと履修できない科目が多く、大学に入学するまでは大学生は自由に時間割を作成できると思っていましたので、意外と時間割が選べないことや、1年間で履修できる単位数が制限されていることに驚きました。
◆:大学生活で一番楽しいと思うことは何ですか。
小川さん:そうですね…ここまでの生活は毎日楽しいです!興味を持った講義を受けに大学に行き、講義中におもしろいと思ったことは大学構内にある大きな図書館で思う存分調べることができる。そのような生活が刺激的で自立しており、とても楽しいです。
◆:大まかな一日のスケジュールを教えてください。
小川さん:通常8時に起床し、8時40分から始まる講義を受講します。大体のスケジュールは図1のような感じです。専門科目は主に午前中にあり、それ以外は教養科目といって自分の興味ある科目を選んで受講しています。とはいえ、パッケージ科目といって、理系の学生は文系科目を数単位取らなければならないという制度や、英語の履修などの必修科目もあるため、完全に好きな科目だけを取ることは難しいですね。
(図1)※教養①は4月~6月半ばに開講している科目。教養②は6月半ば~8月上旬に開講している科目。科目名が書いてある講義は専門科目。 |
午後は、比較的空いている日が多いので、一旦家に帰ったり、図書館で午前中の講義中におもしろいと思ったことを少し深く調べて見たりしています。完全に午後に講義がないときは映画をみたり、街に出かけることもあります。
(図2) |
◆:今後、2年生、3年生と進学するにつれて、どのように進路が分かれていきますか?
小川さん:今までは3年生で各分野へコースが分かれるようだったのですが、私たちの代は2年生の夏休み明け(後期)からコースが分かれます。ですが、コースに所属するまでに取っておいた方が良い科目もあるようでして、そのような科目は2年生の前期から開講されていたりしますので、私もそろそろコースを考えなければならないと思っています。
10月頃にはチューターの先生との面談がありますので、相談しながらコースを決めていけたらと思っています。
◆:今はどのような進路を考えていますか?
小川さん:研究者になりたいと考えています。高校生の頃までは、憧れの数学の先生の影響もあり、数学コースに絶対に行きたいと思っていましたが、大学で幅広い講義を受講する中で、凝り固まった考えも和らぎ、今は地球科学もおもしろいなと感じています。どの分野でも最終的に自分が決めた分野では博士後期課程まで進学し、博士号をとるという目標を今は抱いています。
◆:今後理学部への進学を考えている学生にアドバイスをお願いします!
小川さん:一言で言うならば、熊本大学理学部をオススメできます!理学部理学科という1学部1学科制の大学は全国にもいくつかあるかと思いますが、ここの理学部では成績に関係なく、自分が希望すればそのコースに行くことができます。この制度は他大学ではあまりないのではないかと個人的に感じているのですが、とことん1つの好きな分野を突き詰めたい人、まだ研究したい分野に1%でも迷いがある人、そんな人にオススメしたいです。