インタビュー担当の健児くんです。よろしくお願いします。
とある日の昼過ぎ、多文化言語総合教育棟留学生と日本人学生で楽しそうに折り紙を折っているグループを見かけました。気になったので近寄ってみると、そこでは「くろコミ」という、熊大生が主体となって行っている日本語おしゃべり会が開催されていました。「くろコミ」がいったいどのような活動をしているのか、健児くんが参加していた留学生の体験談を交えながらご紹介します。
代表を務める東さん(文学部3年生)にお話を伺いました。 |
東さん:基本的な活動は毎週月曜4限に日本語おしゃべり会を開催しています。その日参加したい留学生と日本人学生が集まって、主に日本語で会話をすることで、留学生の日本語学習支援と日本人学生の国際交流促進を図っています。ここくろコミでは、外国人の友達ができたり、zoom同窓会で母国に帰った留学生と交流もしたりと国境を越えた繋がりを持てる魅力的な活動です!
東さん:はい、くろコミは学生が主体となって行っている活動ですので、日本にいる友人として自由に会話や交流を楽しむことができるところは大きな特徴だと思います。
東さん: 西欧や北欧文化が好きな母の影響を受け国際交流は昔から興味を持っていました。英語やコミュニケーションが苦手な私ですが、くろコミの活動を通して少しずつ会話に慣れていき、笑ったり驚いたり刺激に溢れる交流ができるようになりました。私の場合、国際交流が単なる興味からだんだんと「好き」に変わっていきました。
東さん:はい、留学生達は幼少期に紙飛行機を作って遊んでいたそうで、折り紙の文化は日本特有だと思っていたので、そこは意外でした。それぞれの紙飛行機には個性があって文化の違いを感じることができ、楽しかったです。
東さん:私は能楽や邦楽など日本の伝統文化のサークルに所属しています。今までにも能の鑑賞や和楽器の演奏体験などさまざまなイベントを開いて留学生に日本文化体験の機会を提供してきました。今後も日本語学習支援を中心に日本文化体験も充実させていきたいと思っています。
続いて、この活動に参加しているマケドニア出身の留学生クリスさんに感想を伺いました。 |
クリスさん:くろコミに入っている友達に誘われました。ずっと交流ができる場を探していましたので、丁度いいと思いました。
クリスさん:私は、出身地であるマケドニアと日本の交流を深めることを日本留学の一つの目的としています。くろコミでは色んな人と交流することを通して日本の文化を知り、さまざまな日本人と話せます。逆に、日本人にもっとマケドニアについて教えることができます。それだけではなく、友達も作れます。なによりくろコミの皆さんがとても優しいんです ^^
クリスさん:はい、そのとおりです。その交流を通して視野が広がり、いろんな人に出会えるチャンスになっています。留学生にも日本人学生にも、参加者同士が滅多に出会えない人たちですので、いつも日常と違って面白い会話やアクティビティができます!交流を深めるため、ゲームやさまざまな面白いアクティビティを用意しています。
クリスさん:これからはできればもっと参加者を増やしたいです!そのため新しいイベントを開催し、新しいゲームを探したりしています。ぜひくろコミに参加してください!